久々ケエキ記録
暫くまた、地下に潜り続けていた日々です。
相も変わらず、お仕事じゃバタバタ!
要領悪くて、イッパイイッパイなんですが(苦笑)
それにも増して、イッパイイッパイだった原因が有ったのです。
遡ること一ヶ月前。
5月6日、いつもの様に出勤の為、バス停へと向かいますと携帯へ一本の電話が。
その電話は、突然の どデカイ 依頼でした……。
「あ、もしもし?ねーちゃん?」
その声の主は友人K。
彼女が高校生だった頃から、かれこれ8年程お付き合いを続けておりまして。
その彼女からひさびさな連絡でした。
「あのねー、突然なんだけど、無理なら断っていいんだけどー」
うんうん、なんだい?どんな前置きだい、そりゃ。
「来月にねー、ウェディングケーキ作って欲しいのー」
サラサラと砂が落ちるような、そんな感じです。
あたしは時が止まってしまいました。
すかさずお祝いの言葉を言っていたようですが、あまり覚えておりません。
もうすぐバスが来る時間でもあったので、慌てて、とりあえず翌日に持ち越させてもらう旨を告げて、悶々とバスへ滑り込み……。
始業時にシェフに相談。
シェフ「おお!何事も勉強だぞ♪が ん ば れ ♪」
ええええええええええええ。
無理!無理っすよ、無茶っすよ!
シェフ「じゃあ断るのか?でも折角自分に作って欲しい!って連絡くれたんなら〜、やるべきだろ〜?が ん ば れ♪応援はしてやるし♪ほら、2回も応援した!」
_| ̄|○ マジスカマジスカマジスカ
と、そんなこんなで、無謀にも依頼を引き受けてしまいました。
その後、数回友人と話し合った結果
・披露宴で使うので、70人分
・苺たっぷりのフルーツショート
・ティアラは付けて欲しい!
・飴とか乗せてー!
と、言う内容で希望を受付。
シェフにまたしても相談をするも、「飴やるのか?飴やるのか?引き飴するべきだろ〜♪」とか。
「やっぱ3段重ね位にしt(略」とか。
有り難くも 自分のスキルの斜め上、超上、絶対無理ー!ってアドバイスを沢山頂きました。
そこへ店長&ホールの姉さんも加わり、みんなの期待だとかなんだか段々と大事に……。
そして、友人との打ち合わせは2転3転。最終的には搬入だけの予定で落ち着いていたはずが、司会進行の方との新郎新婦の打ち合わせにより、1週間前に急遽、式中にあたしがケーキを運ぶと言う場面が追加されたらしく、事後報告をいただいたのです。
まーじーかー!!!
シェフに散々脅され、「スポットライト浴びてワゴン運ぶんだぜ?」「パティシエが行くっつったら、その位の演出されるだろ〜!」「今日のケーキのコンセプトは?とか聞かれるんだぜ!キャー、恥ずかしい、注目される、俺絶対無理だね〜!」とまるで人事(実際そうですが)の様に面白おかしく言われていたことが、現実と化す。
緊張と不安で、毎日挙動不審。
そんな中でも、計算と発注ナドナドを出す日々を送り……。
前日土曜日。
出勤前に、シートスポンジを続けざまに8枚焼成。
しばらくスポンジ焼きたくねえ……なんて考えていたら、「ジェノワやれー」とシェフ。
Σ(゚Д゚)
1日スポンジ攻めww
そしていつも通りお仕事をして、深夜帰宅。
翌日はお休みを頂いているので、徹夜で作業です。
夕飯準備、食事、その後小物類の製作に雪崩れ込みます。
結婚式当日。
PM12:00までに搬入の所、ギリギリで到着。
本当は飴とかもっと派手にしたかった。けれど仕方ない!
仕事しながら大物ケエキの準備をするのは初ですが、ここまで大変だとは……。
見た目も勿論ですが、美味しくなきゃ生ケエキのウェディングの意味が無い!と自分に言い聞かせる。
ホテルのスタッフさん、司会の方と打ち合わせしていてまたしても驚愕です。
「ケーキカットの介添えと、ファーストバイトのお手伝いをして頂きたいんですが」
まーじーかーーー!!!
「新婦のたってのお願いだそうですよ?どうしてもお姉ちゃんにお願いしたい、と……お願いできませんかね?」
そこまで言われたら、断れませんよねぇ……。
『ええ、もー、新婦の仰せのままに(苦笑)』とお返事ですw
その後式場から出ると、式を終えて迎賓の準備をするご両家とご対面。
ご挨拶をして、親族の控え室へと向かいます。
新郎新婦の着付けとヘアメイクを担当する美容師さんにもご挨拶。
実は、この美容師さん達。長年自分も通っている美容室の店長と美容師さんで、店長は新郎の親戚だったのです。
前もって話し聞いていたけれど、緊張のなか顔見知りに出会うと気が楽だ〜♪
暫く頂いたお弁当をつついたり、談笑。
ゆっくりする間もなく、コックコートに身を包み、この日の為に用意したネックチーフを巻いて準備完了!
会場へ向かいます。
長く引っ張りましたが、ケーキの全貌はこちらー……。


ハートのチョコレートは、あえて厚めにしています。
途中で割れたりしたら縁起悪いから;;そんな理由で。
ティアラは、飴でやらないと面白くないじゃ〜ん!と言うシェフの言葉に、無謀にも飴で。
もう少し、色薄めでよかったな〜。
作り方としては、今までのチョコと同様です。簡単ですいません。
もっと高さ出したり、派手にしたかったんですが……今の自分には無理でした(技量・時間共に)
しかし、かえって良かったと思える事件が、この写真の少し前に起こったのです。
ホテルのスタッフさん、このケエキ(アクリル板ごと)を箱から出す際にね、壊してくれたの……。
半べそかいて、謝られたけれど……ねえ?今更仕方ない。
こんなことなら、シェフに言われたとおり、修正用の予備のシャンティイ持ってこればよかった。
写真左上の角当たりを数センチ、 ハ ゲ を作られたんですが、応急処置でスプーンでクリームを伸ばしました。それくらいしか出来ないですしねー……。
これ1台で35人分。
残りの35人分は、前もってカットしたものを納品して欲しいとホテル側から言われていた為、35個カット→フィルムとアルミ底でラッピングしています。
カット面がないのですが、中はフランボワーズ風味のピンクのクリームと、たっぷりの苺をサンド。
新婦のお色直しのドレスがピンクだと言うことで、被らないように中だけピンクにしました。
その後は、閉ざされた扉の前で自分が紹介され、キョドリ・テンパリ最高潮!
ワゴンを押してケエキと共に入場するも、ワゴンの上のアクリル板が動く為に、それを庇いつつ、ちょっぴり情けない感じでケエキ台へ向かいつつ……。
ふわふわ、ドキドキしていた中で「すご〜い!」「おおお」「かわいいー」と言う声を微かに聞いて、嬉し恥ずかしい思いをしながら到着。
無事にケエキ入刀の介添え、ファーストバイトのアシスタントを。
ケエキ入刀の間際、新婦に「ねーちゃん、本当に有難う……」
と言われ、本当は泣き出す所でした。が、ぐっと我慢w
新婦に「美味しそうなトコ食べたいなー」「ねーちゃんのケエキ美味しいもーん。あたしが食べたいよ!」などと事前に言われていたので、ファーストバイト時は欲張ってカット。
「折角だから全部食べちゃえーww」って新郎くん、新婦に全部食べさせてました。
そして、新郎くんにはクリームたっぷりの所を更に欲張ってカット。
これまたそんなに無理だよ〜なんていう新郎くんを制止し、新婦は完食させていました。
新郎くん、あごにも口の周りにも、クリームだらけ。
そんなこんなで、無事出番を終えたので御座いました。
式が終わるまでホテルで詰めて、帰宅後は片付け大会。
その後、20時ごろには意識が途絶え、白目を剥いて倒れこみ、泥のように眠ったのでした。
16時間も寝ちまったぜーぃ……。
ともあれ、新郎新婦にこうした形でお祝いが出来て本当に、やってよかった。
実妹と年が近かった事もあって、妹の様に接してきた。
そんな新婦のkから言われた言葉。
「折角のケエキ、ねーちゃんに作って貰えたらなーって。ねーちゃんの作ったケエキ、みんなに見せたいんだ。食べてもらいたいんだ。美味しいんだよーっ!て、自慢したいんだ」
結婚おめでとう。そして、嬉しいこと言ってくれちゃって、有難う。
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コメント
素晴らしい!
私だったら即お断りだが(その前に頼まれない)
よう頑張ったねーーー!!!
どんだけ大変かは想像つかないけど、甲虫ケーキ10台納品くらい、とか言われたらひっくり返る。
見て美しく、食べて美味しい。
最高のウエディングケーキやね♪
私ももう1度結婚するときはショウ兄にお願いしよう!
ステキ ステキ
しかも、美味しそう。美しい♪
某所でもっと大きく見たいなぁとおもったので
こっちに来てよかったわ〜。
お疲れ様です(^^)
わぁ〜あ♪
読んでてなんだか私が泣きそうになった!
大好きな人に作ってもらえるおいしくてかわいいウエディングケーキって最高の思い出になるね!!!
私もショウさんに頼みたい。。(次回の時には!!笑)
飴のティアラかわいい〜
遅くなってごーめーんー!
当日はバタバタして落ち着いてお礼が言えなかったね。ごめんね。
とっても可愛いくて素敵なケーキありがとう!
いやー!もう、正直最高のウエディングケーキだった。
招待したお客様のみなさんの話題もケーキに集中してたよー。
鼻が高かった。えっへん。
シェフさんにも感謝。
ねーちゃんをとっても励ましてくれたんだねー。笑
どうも有難う御座いますv
今度は赤ちゃんが出来たお誕生日のバースデーケーキをねーちゃんに頼もうともくろみ中!
また、遊びにいくねv
愛情たっぷりのケーキご馳走様でした!
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